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君が僕を知ってる

EPLP
RCサクセション
B000BDJ566 「風呂あがりの夜空に」の中で、主人公が銭湯の鏡を見ながら一人で歌うのである。RCサクセションの「君が僕を知ってる」。

鏡を見ながら、というよりは自分を見つめながら歌うのである。

 

 例えば人込みで転んでしまっても、子供のように声を上げて泣くことはない。あいたた、とか呟きながらそそくさと立ち上がり軽くズボンをはたきながら、痛みを堪えて何事もなかったかのように(そしてちょっと照れ隠し)、目的の場所へと足早に歩いていく。

 こりゃやばいぜ、というほど転んでしまい自力で立ち上がれなければ、手を貸してくれと周りに救いを求めるかもしれない。

 けれどもそれも出来ない時、例えばパンツ見えるほど転んじゃったりした時には、自力で立ち上がることはおろか周りに救いを求めることも、周りを見渡すことも出来ない。

 人込みで、ただそのまま、転んだまま。

 誰か助けてと、心の中では叫ぶのだけど声にならない。

 でも、君が僕を知ってる。

 何度も差し出された手を掴むことも出来ないで、立ち上がろうともがくことも出来なくなって僕が転んだことなんか誰も知らないと、君が知ってることにも気づかずにいた。

 

 認めている部分も多いけれど、むかつくし反発もあるし負けたくない気持ちも強いのはお互い様で、そんな君たちが僕を知ってる。ずっと続くわけではないだろうけど、いつまで続くか判らないけど、君たちが僕を知ってる。

 傷だらけになってしまって格好悪いけれど、やっと差し出された手にすがって顔を上げることが出来た。ちょっと時間はかかるけれどまだまだ格好悪いけれど、「えへへ」と頭をかきながら、ちゃんと立ち上がって歩き出すから、歩き出したら先を行く君たちにまた追いついていくから大丈夫。

 君が僕を知ってる。そのことに感謝。

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