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娘の想いと健康診断

 大学一年生ともなると、人生の選択やら挫折やら将来の不安やらといった所謂「受験の重圧」から解放されるだけでなく、アルバイトという純粋に自らの労働で得た収入を手にしたしたことから余裕が生じたのであろうか、それともここは「大人になった」と褒めてやるべきか。
いや単に「太っ腹現象」であろう、

「なにかほしいものある?」

 ある日の夕方である。娘1号からメール。
そうか、今日は確か一時限目の後、夕方まで時間がありすぎて一度帰宅するかも知れんと言っていたので、その合間に買い物しておいてあげようとかそういったことであろうか。
だが、娘よ。その時間、母はまだ就業中である。しかもメールの返信が出来る頃は君はきっと学校であろう。

帰宅してよくよく話を聞いてみると

「違うし。誕生日のプレゼント。ほら、今年は裕福だし」

確か君は来月の誕生日、自宅で勉強する為に占有できるノートPCが欲しいと言っていたが、自宅PCを新調するので都合2台のPCがあればそれで十分と言っていなかったか。そしてその次の候補がまだ見つからないと言っていなかったか。とりあえず「なにか」ではなく、欲しいと思うものが見つかってから具体的にリクエストしたまえ。

「なにがほしい?って聞いたら、普通に母の欲しいものを聞いてるわけだけど」

時の流れは早いものである。光陰矢の如しとはよく言ったものだ。ついこの間一つ歳をとったばかりだと思ったのに、また一つ歳をとらねばならないのか。ッていうか自分、日本語正しく理解できていない。

「娘よ。その想いは君の成長を感じ、母は大変うれしい。だがしかし、今母の頭を占めているのは、今年の誕生日は毎年恒例の不健康診断の日であるということ、更には、その前日、つまりは21時以降は飲食・喫煙厳禁、ついでにアルコールは不可という極めて不愉快な日であるにも拘らず、極暑の中、操作講習会に赴き一日中しゃべり倒した挙句に懇親会でもビールは飲めず、血液検査を考えると酒のつまみの類を食べて「要再検査」などという不名誉な結果をもたらす危険も避けたいところだとかそんなことだけである。
だが、君の気持ちは非常にうれしい。たとえ君がその日アルバイトで帰宅が遅かろうがその気持ちが何よりうれしいぞ」



不健康診断への嫌悪感は消えないものの、随分と癒されたのは言わずもがなである。

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