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私もですか

 歓送迎会なのであった。一人退職される方がいらっしゃり、私という新人おサポが新たに加わったので所謂一つの「本日は私のためにこのような盛大な宴を云々」である。

 その席で「T女史は独り言が多い」と言う話題になった。

 ちなみに、事業部内での配置は以下である。

 A女史  T女史  私  O青年  CHICTATO

 朝、メールチェックをしている彼女は良く「エエー」と言うのである。この「エエー」は不満気な「エエー」である。時には「何だよそれ」と言うこともある。この「何だよそれ」も不満気な「何だよそれ」である。

 彼女の独り言は良く私の耳に届くのであるけれど、それは決して彼女の独り言が大きいからではない。むしろそのボリュームはminimumである。minimumであるにも関わらず思わず振り向いてしまうのは、おそらく彼女のその「不満気オーラ」がmaxであるからなのかもしれない。恐るべし不満気オーラmaxを振りまくT女史。

 彼女の独り言に思わず振り向いてしまうのは、いつもそれが不満気だからではない。実は独り言の前に私に話しかけている場合があるのである。話しかけてその直後にパソコンのモニターを見つめながら独り言を言うのである。あ、私に話しかけてた続き?と振り向いてしまうのは仕方ないことである。

 すると、A女史が「あるよね、それ」と。そう、私だけが感じていたことではないのである。証言者その2である。そして証言者その2の発言は続くのである。

 「何だか電話しながら困ったような感じだったので、私に質問が来るかなと待ち構えていたら、電話を切ったとたんに私のほうを振り向くんです。そこで一言言うんです。今の聞こえましたか、って」

 それは聞こえない。困った様子はわかるが電話の内容が聞こえてしまったら、もうA女史は神である。

 そういえば時々キョトンとするA女史の顔が目に入るが、そういう理由だったのかと合点が行くのであった。

 A女史の証言は続く。

 「こっちに質問が来るなぁとはわかるんだけど、その質問が唐突なんです。これなんですかって、いきなり聞くんです。いや、これって何ですかって説明抜きなので全くわからないし」

 恐るべしT女史。説明抜きで「これ」を聞く女。

 ここでT女史の弁明である。

 「Aさんが私のほう見てるので、てっきりわかってくれてるかと」

 わかったら神である。

 「ああ、判ります。困りますよね、それって」とはO青年である。

 O青年は上記で書いた通り、私の隣である。私を飛び越してO青年までも困らせていたのかT女史。

 「cyaimiさんがそれよくやります」

 わ、私か?!

 「まるで数学で、式を言わずに答えは何でしょうって聞かれる感じです」

 な、なに?!

 「独り言も多いし」

 ええーー?!

 「電話しながら、これは(質問が)来るなと身構えるんですが、一拍おいてから、これなんですかってよく聞かれます。一瞬固まります」

 私は新米おサポなので、よく先輩O青年に質問を繰り出すのであるが、そう言われてみると、時々O青年はまるでT女史に向かいキョトンとするA女史と同じ表情をすることがあるのだ。そうか、アレは私が原因か。

 「そういうのcyaimiさんにもないですか」とA女史に同意を求めるO青年。

 「いや、cyaimiさんからはないですね」

 そう、私はA女史からキョトンとされたことはないのである。何故なら、A女史に質問にいく場合はその種類が決まっているので、事前に「あ、これはA女史に聞かないとわからないな」とまず自分の中で整理ができているのである。しかもその上に、私がA女史の所に行くには3歩ほどは歩かなければならないのである。その3歩ほどで、パニック脳は割りと落ちつきを見せるのである。なので、A女史を困らせるような質問はしないのであった。

 「じゃ、何故僕には」

 隣だからです。3歩歩かないので。しかも質問するときにはたいてい私の脳は混乱してるからです。パニック脳なのです。

 「それは様子見てわかるので、作業中のものはさっさと終わらせて身構えてるんですが、意表をついた「答えだけ聞く」と言うのがくるので」

 答えられたら神である(再)。実は身構えてくれているのがわかっていたので、答えを聞いちゃってました。

 「T女史とcyaimiさん、同じですね」

 満場一致で合意されてしまったのであった。



 新しい職場での初めての飲み会。大変楽しゅうございました。


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